バレッツ
バレッツ
ジャン・レノの作品では久方ぶりの傑作作品に出会えました。
「ダヴィンチ・コード」や「ピンクパンサー」、「アーマード」などなどどれもあまり良い印象を持てなくて、彼もそろそろ落ち目の時期に入ったかと思っていたのですが、まだまだスターのオーラは健在ですね。
マルセイユの街を取り仕切っていたマフィアのボス・シャルリ(ジャン・レノ)は今では引退し家族と平和な日常を送っていた。
しかし、息子と外出していたある日に何者かの突然の襲撃を受ける。
全体に22発の銃弾を浴び、生死の境をさまよったが挙句、奇跡的に助かったシャルリは誰が何の目的で自分を襲ったのか独自のコネクションを使って調べていく。
自分が襲われたのは幼馴染でマルセイユにおいて大きな権力を握るザッキアの指示であったことが分かります。
その段階ではシャルリは自分の怒りを鎮めて、仲間にも復讐はよろしくないと諭す。
自分が突然襲われたがゆえの蒸発しきれない怒りはあるのでしょうが、それ以上にザッキアとの古き友情・命でつながった古き誓いが彼の心に深く刻まれていて、その友情を無下にするような争いは好まなかったのです。
しかしながら、シャルリの仲間の一人がザッキアの手下に無残に殺されるにいたって彼の怒りは爆発します。
一人敵地に乗り込み、片手に爆弾、片手に銃を持ったいでたちで「これからお前たちを一人ひとり抹殺していく」と宣戦布告する姿はまさに復習の鬼・鬼神のようでしたね。
また、この映画は単なる復讐劇に終始しません。
シャルリが敵をやっつけていく過程で他の別人がある思惑でシャルリの敵を殺していきます。
見せ方もあいまって、いったい誰が何のためにというサスペンス的な吸引力が半端ではなく、見る者の興味を最後の種明かしまで引きつけます。
年老いて動きにキレはなくなったとはいえ、レオンに出演したころに発散させていたピリピリとしたリスキーな雰囲気は、長年ハリウッドの第一級で活躍していただけあって醸成され洗練され圧倒的な貫録として彼の内に存在していました。
アクションとミステリーがうまく溶け合った「バレッツ」。
ジャン・レノの雄姿を久々に見たい方はぜひ当作品をご覧ください。
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