アンストッパブル
アンストッパブル
トニー・スコット監督による2010年の作品。
主演はトニー・スコット監督の作品では、もはや常連と化かした感のあるデンゼル・ワシントンです。
実話を元にしているといいます。
元ネタは、オハイオ州のCSX8888号暴走事故。
ベテランの機関士がヘマして列車が暴走。
それをあらゆる策を講じて止めるという流れは非常にシンプルです。
このシンプルなお話をどのように映画的な作品に仕上げたのかが評価のしどころでしょう。
事実とは異なる多くの脚色が施されていることだと思います。
例えば、ヘリは実際の事故で本当に登場したの?
例えば、走行してる貨物列車の上をあんな風に実際ドタバタ走ったの?
昔、ファミコンでプレイした「チャレンジャー」を思い出したのは僕だけではないでしょう。
とにかく貨物列車が怖い。
ただひたすらレーンの上を走りきることだけを宿命づけられた列車。
そのボディはただただ無機質で、冷酷で、しかし破壊的な何かをまとう。
周囲を威嚇するかのような煙突からの煙は憤怒をまとった情炎であり、レーンから散る火花・摩擦音は獣の咆哮か、断末魔の叫びにも聞こえる。
こういった画づくりにより、徐々に列車が列車ならざるものに見えてくるから不思議ですね。
そう、もはや列車ではない。
立ちはだかる障害を容赦なくなぎ倒し、前後の空気も感情も一変させるその姿は、殺人モンスター以外のなにものでもありません
結果的にもっとも感情移入してたのがデンゼル・ワシントンでもクリス・パインでもなく、このモンスターだったことに僕は一番驚いた。
だから、最後デンゼル・ワシントンが列車の上から勝利のサインを送っていた時に、その下で瀕死の重傷を負ったであろうモンスターのその後のことばかり気になっていた。
彼は2011年の今、どこで何をしているのだろうか。
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