4デイズ

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4デイズ [DVD]
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この映画を見ていて、やっぱ何かに盲信するというのは、ある意味において怖いなぁ、と考えさせられます。
この映画では、その何かはイスラム教になっているのですが、どれだけ拷問を受け痛い目にあっても、決して自分が仕掛けた爆弾のありかを吐かないというのは、何かにすがり信じることによって、もはやこれは痛みからの解放の極致にいたっているのではないか、
と思ってしまうわけです。

犯人の要求は、アメリカ国内にセットした3つの爆弾を解除する代わりに、イスラム諸国からアメリカ兵を撤退させろというもの。
当然、テロリストの要求などつっぱねるアメリカ政府高官、CIAは拷問執行人の通称H(サミュエル・L・ジャクソン)に捉えたテロリストに拷問を加えさせ、吐かせようとする。
この拷問というのが、かなり痛いものばかり。
指を切り落とす、電気ショックをかける、口の中に刃物を入れて、何やら傷つけたりと、通常なら口を割りますよ。
だけど、このテロリストはしゃべらない。どれだけ痛い目にあっても、なじられても、決して爆弾のありかをはきはしない。

この命はアッラーのために、と信じ抜くその盲信は、まさにテロリストにとっては痛みこそが救いへと至る道であるかのような境地。
宗教が混在する日本的な価値観では、この辺の考え方は全く持って、分からないですよね。

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どんでん返し映画の批評