アフタースクール
アフタースクール
カンヌ国際映画祭で4冠受賞したことが記憶に新しい「運命じゃない人」。
その作品を撮った内田けんじ監督が主演に大泉洋、佐々木蔵之助、堺雅人を迎えて撮ったミステリアスな二転三転するドラマ。
最後には、驚愕の事実があなたを待ち構えています。
内田けんじの紡ぐ物語は面白いですね。
登場するシーン、あるいは登場するキャラなどあらゆるところに伏線が敷かれ、またそれらのツールが一種のミスリードとしても作用するのだからまさにプロの技。
例えば、大泉洋はある事実が発覚するまでは、その役者的なイメージも重なって、単なるお人よしの教師としてしか映らない。
しかし、1時間も過ぎたころに訪れる驚愕のシーン以後、次々明かされていく真相に、違った大泉洋の一面が見えてくるわけです。
また、当初はしっくりくるようで、どこか違和感を感じていたシーンにおいても、きちっと最後には種が明かされ、完全にクリアになる。
冒頭、堺雅人と大泉洋、そして常盤貴子の家に、一人混じったやや高齢の男。
特段おかしな状況とは言えないまでも、後にひきずる微妙な違和感を感じさせる。
結局、その男は真相に深く関わってくる男だったわけですが、いやはやまさか、そのような大がかりな計画が進展していたとはね。
こんな展開誰も予想することはできません。
きっとあなたも騙されることでしょう。
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