ミッション:8ミニッツ
ミッション:8ミニッツ
「月に囚われた男」で低予算ながら独自の世界観、哲学を披露したダンカン・ジョーンズ監督。
本作は、前作の低予算とは対照的に、かなりの金額を費やして作られました。
まだまだ2作目ながら、映像や物語のそこかしこにダンカン・ジョーンズ独自のクセが散りばめられており、見ていて飽きません。
物語的には、列車爆破事故の犯人を突き止めるために、何度も同じ8分間を繰り返し、経験していく男の物語。
犯人は、割とあっけなく見つかりますが、しかしこの物語の骨子は、そんな犯人探しにはありません。
この映画の独自のオリジナル。
要するに、爆破事故によって死んだ者の脳裏にある8分間の記憶を別件で死んだ者がリアルに体験し行動するというもの。
「バタフライ・エフェクト」のような時間旅行をするのではなく、あくまで同じ仮想の時間と空間を何度も経験する。
だから、その過程で前の行動と違うアクションを取ったとしても、タイムパラドックス的な問題は生じない。
あくまでバーチャル上のプログラム誤差として認識されるのみ。
この辺は、すごく巧妙に考えたと思います。
結局、見る者にとって何度も繰り返す時間空間が同一のものか否かなんてほとんど関係ないんですよね。
その空間を使って、どのような物語が展開されるかに興味がある。
観客の視点、価値観を知り尽くした制作サイドの作戦勝ち。
物語も面白く、最後までハラハラドキドキの連続で実に良くできた作品でした。
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