パラノーマル・アクティビティ 第二章 TOKYONIGHT

パラノーマル・アクティビティ 第二章 TOKYONIGHT

パラノーマル・アクティビティ第2章/TOKYO NIGHT [DVD]
パラノーマル・アクティビティ 第二章 TOKYONIGHT


スピルバーグが「オリジナルを超える怖い作品は作れない」とリメイクを放棄したことでも有名な「パラノーマル・アクティビティ」。
2011年に公開された「パラノーマル・アクティビティ2」。
そして、東京を舞台にした「パラノーマル・アクティビティ 第二章 TOKYONIGHT」と、かなりシリーズ化が進んでいますね。

上に挙げたどれもが「パラノーマル・アクティビティ」と間接的なつながりを持っており、当作品もPAの世界から数年後の日本といった設定となっています。
前作を見ているのと見ていないのとでは、ストーリーへの没入度と恐ろしさの度合いも異なってきますので、こちらを見る前にぜひ「パラノーマル・アクティビティ」もご覧になっておいてくださいね。

日本へ帰ってきた山野春花(青山倫子)はアメリカにいた時の大きな事故で両足骨折の大怪我を負い、車いすの生活を余儀なくされていた。
幸いにも山野幸一(中村蒼)の献身的な支えもあって、日常生活は問題なく過ごせていた。
しかし、ある夜を境に春花と幸一の精神はふいに起こる超常現象によって徐々に追い込まれていく。

「パラノーマル・アクティビティ」シリーズでは、断トツでこの日本版が怖いですね。
画面作りにおいても、見せ方においても人が恐怖するツボを知り尽くした上で撮影しているような気がします。
例えば、画面の端っこにちらっと映る何かの足。
その時点では特に触れられることなくストーリーは進んでいくのですが、その後、その足の正体が分かると一気にゾクゾクとした恐怖に全身が包まれることになります。

1回目の鑑賞では、もしかしたら気づかない程度のチラ見せなのですけど、2回目以降はおそらくそれに気づき、またその足の正体を1回目の鑑賞で知っているからこそ、恐怖が2倍にも3倍にもなったりするのですよ。

この辺の乙な恐怖演出はほんとに憎らしい。
気づくか気づかないか程度の見せ方で気づいた人は恐怖が膨れ上がるという細かな芸当は日本人特有の細かな技だなと感じました。
この見せ方一つだけで他のシリーズにはない魅力を感じてしまいます。
監督は長江俊和。
僕のお気に入りの「放送禁止」シリーズを撮った方で、なるほどこの芸の細かさにも妙に納得。

ちなみに「パラノーマル・アクティビティ」シリーズの範囲内で、あくまでオリジナルの恐怖演出が行われています。
何かに引っ張られるように引きずられる逆スーパーマン。
小道具を使った演出。
基本は手持ちカメラで撮影、などは随所で見られました。
しかし、そのどれもが湿っぽくおどろおどろしく仕上がっているのは、やはり潜在的な日本の色が出た所以でしょうね。

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