レクイエム・フォー・ドリーム

レクイエム・フォー・ドリーム

レクイエム・フォー・ドリーム [DVD]
レクイエム・フォー・ドリーム


「ブラックスワン」で一躍ハリウッドの人気監督にのし上がった感のあるアーレン・ダロノフスキーが監督した作品。
彼は人が堕ちていく姿をとることに異常な執着があるのか、当作品でも「ブラックスワン」に負けず劣らずの心の闇を描いています。

ちなみに2009年には、イギリスの映画雑誌「エンパイア」が落ち込む映画ランキング第一位に、この作品を選んでいたりします。

高校を卒業したはいいが、一向に定職に就こうとしないハリー(ジャレッド・レト)は、親友のタイロン(マーロン・ウェイアンズ)と一緒に日々麻薬を売り溺れ、堕落した生活を送っていた。
付き合っていたマリオン(ジェニファー・コネリー)と一緒に新しいことを始めようとするも、彼女自身もハリーの影響から薬に手を染めてしまう。
彼らの描いた輝かしい夢と堕落の象徴ヘロイン接種。
当初は両者拮抗していたが、徐々に薬に溺れ彼らの精神は崩壊していく。

芸能人の麻薬接種が一時期話題となっていましたが、そんな彼らにこそ見て欲しい作品。
おそらくこの作品を見れば、今後一切麻薬を服用する気にはなれないでしょう。

全編に渡り描かれるのは、麻薬服用によるリアルな堕落。
小気味よいが不気味なカット割り、不快感を催すショット、悲惨な結末、それらが「レクイエム・フォー・ドリーム」の曲にのって我々の胸に暴力的に迫る。

一時の快を得るために一生を無駄にする若者たち。
そんな彼らを皮肉るかのように、残酷な描写を垂れ流すその執拗さは、逆説的にダーレン・アロノフスキーの若者へ向けた警鐘、愛情ととれなくもありません。

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