ザ・ホークス ハワード・ヒューズを売った男
ザ・ホークス ハワード・ヒューズを売った男
1970年代のアメリカ。
自作を出版社に売り込むも没を繰り返すクリフォード・アーヴィング。
金の工面に困っていた彼は、苦肉の策として当時変わり者の大富豪として名を馳せていたハワード・ヒューズの偽の自伝を書くことを決意するのだが・・・。
こんなことをやっても、すぐばれるだろうと思うのですが、時は1970年代。
話は何やらトントン拍子に進んでいき、ハワードヒューズとの文通手紙の筆跡鑑定も楽々通過してしまう。
まあ、今では考えられないことですがね。
アーヴィングの論では「ヒューズは変わり者だから人前には出てこない。
だから彼を知っている人は、ほとんどいないだろう。
伝記を出したとして彼が口を出してくることはないし、取り巻きも彼をあまり知らないから偽の伝記を書いてもバレないはずだ。
偽伝記で彼も名声も大金も手にできるのだからいいではないか」ということのようだ。
何ともゴリ押し感満載の困窮状態に陥った者だからこそ敢行できた力技の攻め。
そして、これが実際、事実に基づいているというのだから、驚きなのである。
しかし、やはりというべきか、中盤以降てんやわんやの大騒動になり、ラスト付近は逆にハワード・ヒューズに飲み込まれ、自身の名声欲にも溺れたあげく、若干病的な色合いを濃くしていく様相が実に怪しく描かれる。
ハワード・ヒューズは、画面に一度たりともお目見えすることはなかったけれど、まるで亡霊のようにアーヴィングの背後に取りつきコントロールしているかのような狡猾さを感じさせた。
その意味でこの映画でもっとも存在感があったのは、クレジットされないハワード・ヒューズだったのかもしれない。
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