ノルウェイの森
ノルウェイの森
村上春樹の小説が原作。
それを「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」を監督したトラン・アン・ユンが撮った作品。
僕は「ノルウェイの森」を何度も読み返すほど、村上春樹の「ノルウェイの森」が大好きです。
物語的には特段何も起こらない。
男と女が出会って、セックスして、いきなり姿を消したかと思えば、精神病院い入院していたり。
そうこうしているうちに、別の女性が現れセックスして別れて。
エンターテイメント作品のような起伏のある起承転結や驚天動地の驚きをラストに求める方は、かなり嫌悪感や退屈を感じる作品であることは間違いありません。
しかし小説に流れる、肌にじかに触れるような凛としたアダルトな雰囲気、あるいは男女が紡ぐ、洒落てハイセンスな会話の妙。
この辺のひだを分かる方には、「ノルウェイの森」のみなら村上春樹の作品全般についてかなり病み付きになってしまうことは間違いありません。
だからこそ、この小説版「ノルウェイの森」を外国出身のトラン・アン・ユンが果たして、その世界感をうまく構築できるのか、鑑賞者にそのアダルトな雰囲気を感じさせることが出来るのか、といった点が非常に観る前から気になっていたのです。
だけど、ふたを開けてみれば、なかなかどうして、割とよくできていてびっくりしました。
もちろん小説版にはかないませんが、流れる空気感が実に静謐でゆったりとしていて、肌に心地いい。
また、松山ケンイチや菊池凛子などの力のある俳優さんのセリフまわしもそのタイミングや、表情などうまく研究しているなぁ、と思うとところが多々あって、関心してしまいました。
めちゃくちゃ良いってわけではありませんでしたが、なかなか見れる作品として楽しめました。
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