死にゆく妻との旅路

死にゆく妻との旅路

死にゆく妻との旅路 [DVD]
死にゆく妻との旅路


借金の保証人になっていた清水は、その知人に逃げられ莫大な借金を背負うことになる。
追い打ちをかけるように、営んでいた工場が不況のあおりを受け倒産。
さらに資金繰りに奔走する中、妻・ひとみが余命いくばくもない大腸がんであることが発覚。
自己破産するか否かの選択を迫られる中、妻・ひとみを連れて清水は、全国放浪の旅に出る。

1999年に実際に起こった事件を基にして作られた作品です。
清水本人は、大腸がんを患った妻を保護する責任にありながら、それを怠ったとして警察に逮捕されています。

すごく良い映画でしたが、賛否はあるだろうと思いますね。
つまり、なぜガンで苦しむ妻をそのままの状態にして車で連れ回したか。
顔色が悪く、吐きもして声もうつろな状況ならば、どれだけ冷酷無比な人間であっても然るべき医療機関に連れて行き、治療を受けさせるはず。

いや、清水も一度は苦しむ妻の姿を見て、病院に連れて行くのです。
しかし、妻の「病院は嫌だ、一緒にいて。」という懇願に、再び車に乗せて一緒に放浪することに。
妻への愛がそうさせるのでしょう。
しかし、愛が根底にあるならば、なおさら妻が病院を嫌がってでも治療を受けさせてやるべきなのではなかったでしょうか。

妻への想いを聞いてやることが逆に状況をより一層悪化させ、死への道を早めたともいえる。
瞬間的な快を希求するがゆえ、余命を縮めてしまうこの皮肉。
そこにやるせなさがあって哀しみが浮き立つのですが、どうもしっくりこない部分もあったことは事実ですね。

でも、いい作品ですよ。
泣けます。

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