リセット

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リセット [DVD]
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この作品で監督を務めたブラッド・アンダーソン。
彼の代表作と言えばクリスチャン・ベール主演の「マシニスト」辺りになるでしょうか。
極めて小粒な作品ばかり取る玄人好みする監督さんというイメージだけど、その当たり外れは結構大きかったりしますね。

世界規模の大停電の後、世界中の人々が服や靴を残して、きれいさっぱりその姿を消す。
電気を探す間にも徐々に夜の時間は長くなっていく。
彷徨う主人公ルークがたどりついた場所は、一軒のバーであった。
そこに人体消失のミステリーを逃れた4人の男女が集まる。
いったい世界中で何が起こっているのだろうか・・・。

何が起こっているのか、という問いについては結局、最後まで見ても明かされることはありません。
起承転結もそれほどなく、終始どす黒い雰囲気に覆われ、息苦しい。
お話で魅せる作品ではなく、完全に雰囲気で魅せる、かなりアート系に偏った内容です。

人体消失というミステリーに暗闇に暗躍する「何か」が関連しているわけですが、これもその姿が明かされることはなく我々のイメージに任されます。
要するに迫りくる暗闇と暗躍する何かの2点を頼りにして考えを巡らし、自己流の結末を創作するといった見方が正しいのでしょう。

この作品を見ていて、ふとデジャブにも似た感慨に至りました。
10年ほど前に見た「セッション9」という作品に非常に酷似しています。
闇の使い方、雰囲気で押す作風などなど。
気になって調べてみたら、何のことはない、ブラッド・アンダーソンが監督を務めていました。
「セッション9」の方が数十倍怖かったのですが。

後、宗教っぽい匂いをふんだんに発散させていますので、アレルギーがある方は鑑賞を控えた方が無難ですね。

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トンデモ映画の批評