大日本人
大日本人
松本人志が企画・監督・主演を務めた、初の長編監督映画。
カンヌの非公式部門である「監督週間」にも選ばれた作品ですね。
物語としては地球にやってくる獣(じゅう)と呼ばれる敵を大佐藤(松本人志)がやっつける作品。
とはいえ、ここはさすがにお笑いのキングとして名を馳せているだけあって単なる勧善懲悪もの、堂にいったヒーローものというわけではありません。
獣の造形から、主役・大佐藤の妙な佇まい、そして常軌を逸したラストに至るまで、松本監督のお笑いカラーがそこかしかに出ていると言って、いいでしょう。
特に、賛否分かれたラストについては、「ダウンタウンのごっつええ感じ」に代表されるコント番組を長らく経験してきたからこその着想。
これは他の監督では絶対ありえないサプライズです。
カンヌに招待されたということは、海外でもそれなりに注目たるべき作品であると評されたわけですが、日本ならともかくとして海外で人気が出たのはいまいち理解しかねますねぇ。
特にあの独特の間。
あれを海外の鑑賞者は感じることができたのでしょうか。
また、松本の笑いは日本語であるからこそシュールなユーモアや悲哀が浮き立つ仕組み。
それを仮に字幕があったとして直接、松本の笑いの哲学を感じることができたのでしょうか。
ともあれ、個人的にはすごく楽しめた作品でしたが、かなり人を選ぶ作品だと思います。
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