ちょんまげぷりん

ちょんまげぷりん

ちょんまげぷりん 【初回限定版】 [DVD]
ちょんまげぷりん


コメディと泣ける要素がうまい感じに融合した作品。
しかし、比重としては笑いよりも感動に重きが乗せられている感じで、笑える要素に詰まった多くの泣ける要素にこそ、この映画の本質があるのだろうと思います。

遊佐ひろ子(ともさかりえ)と友也(鈴木福)は、ある日スーパーマーケットの前でたたずむ侍の格好をした木島安兵衛(錦戸亮)を見かける。
ひょんなことから安兵衛を家に住まわせることになったひろ子に、安兵衛は自分は江戸時代からタイムスリップして来たのだと告げる。

江戸時代から現代にタイムスリップして来たお侍さんが、デジタルな機器を前にして右往左往する姿が笑いを誘います。
また、言葉遣いにしろ「〜でござる」を使い続ける姿は、カジュアルな服をまとったお侍のアンバランスさともあわさって、実にユーモアたっぷり。

しかし、この作品が単なるコメディ映画として終わらないのは、安兵衛の凛とした佇まい。
そして、その礼節作法に心惹かれるからでしょうか。
一つひとつの所作に美が内包されていて、実に洗練されているのです。

それらは現代の若者が失ったか、持っていても恥ずかしくて使わなくなってしまった姿。
安兵衛の言葉と行動がその姿を体現し、ストレートに我々の心を鷲掴みにするのです。

結局、タイムスリップが生じた科学的な原因などは追及されず、安兵衛も程なくして江戸時代へと戻って行きます。
しかし、わずかな期間であっても記憶として、現代に残した侍的な生き方は少なからず、みなの心に影響を与えました。

その証拠に、幼稚園の卒園式で「将来なりたい職業は何ですか?」の問いに「お侍になりたいです」と語る友也の視線は実に強く頼もしい。
その視線に侍安兵衛の視線とリンクするものがあって、自然と友也の将来に思いが膨らみました。

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泣ける映画の批評